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BIサービス|プラント管理

バイオガスプラントの状態をデータ化・可視化し安定稼働

メタン発酵バイオガスプラントは生物反応を利用したシステムであり、その運用においては発酵槽の状態を把握することが極めて重要です。このため、発酵槽の状態をデータとして計測・記録し、それらのデータを有効に利用して分析することが求められます。
弊社のオリジナルサービスであるBIサービス プラント管理は、複数のデータやファイルを取り込み、データの可視化と分析を可能にします。このサービスを利用することで、関係者は自身のPCやタブレットを通じてクラウド上でデータを確認・共有することができます。

BIサービス「プラント管理」

  • プラントの安定管理、トラブルの早期発見
  • 安定稼働への運用ヒント、改善の発見
  • ノウハウの蓄積
  • 情報と認識の共有と会議資料の統一

プラントの状態をデータ化、さらに可視化することで、安定運営に貢献いたします。

プラント管理画面

活用事例 1)

猛暑のガス発生量減少とその対策事例

9月になり、ふん尿量は横ばいにも関わらず、バイオガス発生量が徐々に下降トレンドに入りました。このままではFIT売電に必要なバイオガス量が確保できない状況で、緊急の会議を実施し説明。原因は、猛暑で牛へ与える水分量が増加し、ふん尿の水分量増加によるガスポテンシャルの低下でした。
対策として、ガスポテンシャルの高いバンカー清掃時の残餌の投入(■)を実施。投入後にバイオガスは予想通り回復し、無事にFIT売電量を確保することができました。
ガス量低下トレンドを素早く察知し、関係者への説明そして対策の実行とBIサービスを活かした改善を行った好例です。
猛暑のガス発生量減少とその対策事例

活用事例 2)

冬季の発酵槽温度低下対策とその対策事例

北海道の冬の急激な発酵槽温度低下は、メタン菌の不活性化によるバイオガス量の低下に繋がり、稼働率や収支を悪化させる大きな要因です。
11月より気温低下による冷えたふん尿投入が原因で、原料槽及び発酵槽温度の低下が始まりました。
対策として122週より過剰気味だったふん尿受入量の制限を実施し、発電機排熱温度UPを行います。結果12月第3週に原料槽、その1週間後の第4週に発酵槽が温度上昇トレンドに。最悪の発酵槽ダウンを回避し、冬も売電収益を確保することができました。

冬季発酵槽温度低下対策事例

利用者の声

感想

JA十勝清水町
ご担当者様

バイオガスプラントの運営は、ふん尿という生きた原料、メタン発酵という技術、大型プラントの運用という複合的な難しさがあります。何かの原因でメタン発酵が止まってしまうと、収益源の発電が止まってしまい、大きな赤字となります。
清水町にあるプラントでは、稼働時からBIプラント管理を活用しきめ細かな対応を続けて来ました。繰り返し問題は発生するのですが、その度ごとに、データに基づき原因を解明してから合理的な対策をとってきました。おかげで、比較的高い稼働率で動かすことができています!